JBCCは2019年で10回目を迎え、年々大会の規模が拡大しております。今大会も多くの方々にご協力頂きました。
2018年7月21日(日)に行われた本選では、2019年4月28日(日)から5月19日(日)までの予選期間に作成された提案の中から、書類審査を通過した20チームが集結しました。
本戦当日は、予選を突破した20チームが5ブロックに分かれセミファイナルを戦い、
そして見事に勝ち抜いた5チームがグランドファイナルに進出し、頂点を目指しました。
本年度は、国内外問わず業界的にも今後大きな変化が起こると想定される、農業機械業界をケースに選定しました。
農機メーカーの経営課題を解決すべく、今後の成長戦略を描き、提言内容を競いました。
実施日 | 2019年7月21日(日) |
会場 |
慶應義塾大学日吉キャンパス 【セミファイナル】 協生館2・3・4階 各教室 【グランドファイナル】 協生館2階 藤原洋記念ホール |
主催 | JBCC2019実行委員会 |
後援 | 文部科学省、農林水産省、経済産業省 |
参加者 |
【予選】23校 121チーム 533名 【本選】12校 20チーム |
来場者 |
225人(セミファイナル・グランドファイナルの合計人数) |
特別協賛 |
株式会社 クライス&カンパニー 株式会社 日本経営 |
協力・協賛 ※順不同 |
株式会社 キューブアンドカンパニー 株式会社 グローバルインフォメーション 株式会社 経営共創基盤 (IGPI) 株式会社日本創生投資 コーポレート・ドクター 株式会社 SPEEDA(株式会社 ユーザベース) DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(株式会社 ダイヤモンド社) 一般社団法人 日本ターンアラウンド・マネジメント協会 フェリックス・パートナーズ 株式会社 フロンティア・マネジメント 株式会社 |
協賛 ※順不同 |
株式会社 コーポレイト ディレクション 株式会社 ファーストデコ 株式会社 フォーリープ 株式会社 プロコミット 株式会社 キューブアンドカンパニー |
ケース作成協力 |
株式会社経営共創基盤 |
Aブロック |
グロービス経営大学院 名古屋校
白樫 卓也 チーム
グロービス経営大学院 東京校
林 シモン チーム
早稲田大学大学院
森田 善仁 チーム
グロービス経営大学院 東京校
吉岡 匠 チーム
Bブロック |
グロービス経営大学院 東京校
中島 信也 チーム
神戸大学大学院
小川 雅弘 チーム
グロービス経営大学院 福岡校
緒方 太一 チーム
明治大学専門職大学院
伊藤 雅一 チーム
Cブロック |
グロービス経営大学院 東京校
大岡 幹忠 チーム
グロービス経営大学院 大阪校
吉崎 裕一 チーム
グロービス経営大学院 名古屋校
澤根 範憲 チーム
中央大学専門職大学院
田代 博士 チーム
Dブロック |
グロービス経営大学院 大阪校
安達 陽章 チーム
グロービス経営大学院 東京校・大阪校
玄長 真澄 チーム
青山学院大学大学院
平尾 直紀 チーム
グロービス経営大学院 オンライン校
前田 哲史 チーム
Eブロック |
グロービス経営大学院 大阪校
青木 幸 チーム
グロービス経営大学院 東京校
伊東 恵一 チーム
グロービス経営大学院 東京校
杉江 賢明 チーム
マギル大学大学院
俣野 由季 チーム
※発表順は事前の抽選により決定しました。
※赤字が1位通過(グランドファイナル出場)チームです。
本選当日の開会式~懇親会の写真はこちら
※2018年以前の写真もご覧頂けます。
優勝・文部科学大臣賞
グロービス経営大学院 経営研究科 林 シモン チーム
この度は優勝にご選出頂き、誠にありがとうございました。グロービスの先生、先輩、セクション同期の方、家族、職場の皆様など多くの方にサポートを頂けたことが賞につながったと考えており、感謝の気持でいっぱいです。本当にありがとうございました。
我々のチーム紹介をしますと、同じ大学のクラスメイトかつ2018年度の大会と同じメンバーで挑戦しました。一度目の挑戦では右も左もわからない状態で参加したため、予選敗退。悔しさをバネにしつつ、2回目の挑戦に向け、授業で例えばKSFや実現度の高い自社戦略の導き方といったスキル面で研鑽しました。また、マインド面では、絆を高めるため忙しい中でも必ず月1回勉強会という名の飲み会を開き「正直に言い合う」「逃げずにやりきる」「全員がCXO」といった経営に必要なマインドを醸成しました。JBCCを一つの成長チャンスと捉え、その過程でスキル・マインド面を大きく成長させられたことが賞の一つの理由と今振り返ると感じます。こういった機会を提供くださった協賛企業、審査員、運営委員の皆様には、本当に頭が上がりません。ありがとうございました。
最後に、答えが見えないケースを取り上げるJBCCに本気でチャレンジするのは授業も仕事もプライベートもある中、超ハード&ストレスですが、学校で学べない日本の大きな課題に対して本気で向き合える&自身の成長ができるチャンスと前向きに捉え取り組むと、終わった後に見える別次元の世界があります!ぜひ挑戦してみてください!
準優勝
神戸大学大学院 経営学研究科 小川 雅弘 チーム
この度は準優勝に選出頂き、ありがとうございました。我々は神戸大学MBAの先生方、先輩方、クラスメイト、職場のメンバー及び家族などの多くの人にサポートを頂きながら、本大会に参加することが出来ました。受賞の瞬間は感慨深いものがありました。
本大会へは昨年、予選通過が出来なかった悔しさを糧に1年間色々なことを国内外を問わず様々な所でので学びが、今回の受賞に繋がったと思います。非常に喜ばしい結果でした。一緒に切磋琢磨して勉強してきたクラスメイトが様々な形で応援して頂けたことと、結果に対して一緒に喜びを分かち合うことが出来たことが感慨深いものになりました。
今回のケースは農業という人々が生きていく上で必要不可欠な分野がテーマであり、グローバルとローカライズエイションを同時に考えなければならないテーマで、複数のことを同時に進行させつつ、他社との差別化戦略を考えていく事が求められていたと思います。我々はその戦略を実現する上で、神戸大学大学院MBAコースの特徴的なプログラムである「5つのコア科目」及びチームで実践をベースとする「ケースプロジェクト及びテーマプロジェクト」の合計7つの科目を学んできたことにより、様々な角度から課題に対してのアプローチを検討することが出来たことが、準優勝に選出頂けた要因ではないかと思っています。毎週クラスメイトと会うことにより、学内外を問わずに深い議論することで培われた「性別年齢に捉われず、同じ土俵で徹底的に議論することが出来る人間関係が醸成されることと、30年を超える神戸大学MBAの歴史と伝統」も、大きく影響していると思います。
最後になりましたが、スポンサー並びに大会関係者の皆様に御礼を申し上げるとともに、今後ともJBCCが更に発展していくことを祈念致します。
日本経営 ゴーイングコンサーン賞/クライス&カンパニー パッション&チームワーク賞
グロービス経営大学院 経営研究科 大岡 幹忠 チーム
このたびは日本経営 ゴーイングコンサーン賞とクライス&カンパニー パッション&チームワーク賞に選定いただきありがとうございました。
私たちにとって農業は身近な領域ではありませんでした。そこで農家や農機メーカー関係者にヒアリングを重ね、農地にも足を運び、自分たちの描いた打ち手やそれを支える財務戦略は正しいのかと検証を繰り返しました。サトウキビ収穫機や植物工場などの打ち手を複数の審査員の方々から高くご評価いただき、大会史上初めて特別賞2部門受賞をいただけたのは、現場視察と仮説検証を地道に繰り返してきた賜物だと感じています。
小木で働く皆さんの心を動かすプランとプレゼンにこだわり、最高の経営チームだったと自負しています。また、昨年度大会で同じく特別賞を受賞した時のチームメンバーのみんなにも本当に感謝しています。
最後になりましたが、審査員・運営の皆様、応援していただいたグロービス経営大学院の皆様、ありがとうございました。
ハーバードビジネスレビュー賞
グロービス経営大学院 経営学研究科 安達 陽章 チーム
この度はDIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー賞に選出いただき、誠にありがとうございました。この素晴らしい学びの機会をご提供いただいた事について、協賛企業、審査員、運営委員、そして応援していただいたグロービス経営大学院の皆様に、心より御礼申し上げます。
ケースに取り組む中で、「新興国企業に対面する日本企業の戦略」、「衰退と復活の帰路に立つ日本の農業」、さらには「世界の食糧問題」という大きな社会課題にまで、論点は多岐にわたりました。分析や検証に必要な情報収集、経営課題の特定、そして戦略策定までのプロセスを行い、経営者としての意思決定をリアルに体験した貴重な機会でした。最高のメンバーと熱い想いを持って取り組み、切磋琢磨し、成長し、かけがえのない経験をさせていただきました。
今後も、JBCCが多くの学生に、日本企業の課題を本気で議論し、成長する場を提供し続けることを願っております。本当にありがとうございました。
グランドファイナルにてJBCC2019実行委員会のケース班より説明させていただきました。
Aブロック
グロービス経営大学院 経営研究科 林 シモン チーム
Bブロック
神戸大学大学院 経営学研究科 小川 雅弘 チーム
Cブロック
グロービス経営大学院 経営研究科 大岡 幹忠 チーム
Dブロック
グロービス経営大学院 経営研究科 安達 陽章 チーム
Eブロック
グロービス経営大学院 経営研究科 青木 幸 チーム
観覧者と出場者の方々へJBCC2019のアンケート調査を実施させていただきました。
頂戴した意見を参考にしてJBCC2020をより良い大会にしていきたいと考えております。
【一部ご意見・コメント抜粋】
MBAの総力戦とも言える、テーマ、情報量ですごいケースだったと思います。日本の農業はスゴイと言われる一方で、その横には事業変革を迫られる農業機械産業がある事を再認識させられました。ケースに取り組む中で、業界分析の粒度の重要性をひしひし感じていました。
今後抱える社会課題(少子高齢化/労働人口減少)にまず直面する農業についてのケースは、非常に勉強になった。
馴染みのない業界だったことと、情報量が少なかったことで分析に難しさがありました。しかし、農業が抱える問題点や課題を認識できたことは非常によかったと思っています。農業への関心が強くなり、なにができるかを真剣に取り組みたいと思いました。
日本の多くの会社が抱えるであろう、中途半端なグローバル化問題、年功序列サラリーマン問題、そして上場会社としての企業ガバナンス問題を網羅していた点が良かった。
【一部ご意見・コメント抜粋】
毎年度勉強になる機会をいただいています。今後とも、継続していただけると幸いです。
大学とより密着して、授業の単位として導入をすすめていただきたい。
是非来年以降も、この学びの場が継続されていくことを期待しています。 学生にとってこういった場、特に他の大学院も入って競い合える場は、本当に貴重だと思いますし、IGPIのような大学院生なら誰でも知っているような企業のトップ(冨山さん、木村さん)が審査員として入っていただいている大会は、とても価値がありますし魅力的です。 これからも、全国の経営大学院生の目指すべきコンペティションとして続いていただきたいです。
冨山さんの質問が的確だと思いました。農業だから難しかったのかもしれませんが、現状分析から打開策を提案されるのですが、全体的に本当に儲かるのか、お金はどこから集めるのか、など財務的なリアリティーがあまり印象に残らなかったです。発表自体はとても素晴らしいと思いました。また聴講させていただきます。
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